採用活動にとって、採用サイトは必要不可欠なツールです。
皆さんもお気づきのことと思いますが、多くの医院で採用サイトを作り、導入しています。
弊社の実績の中でも、採用サイトから応募をしてきた方の採用率が高いといったお声もいただいておりまして、より重要なツールだと改めて認識しております。
この記事では、採用サイトがなぜ必要なのか、また採用サイトの活用方法について解説します!
採用サイトってなぜ必要なの?
採用サイトを作ったけど、どう活かしていけばいいかわからない
と言う方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
採用サイトの重要性について
まずは採用サイトの重要性についてご紹介します。
まだ採用サイトを持っていない方は、是非ご参考にされてください。
なぜ採用サイトが重要なのか
クリニックサイトに求人情報を掲載しているという医院も多いかと思います。
しかし、最近ではクリニックサイトと採用サイトを分けて持っている医院も増えています。
別々に作り、管理することでその分コストもかかってしまいますが、なぜそこまで必要とされているのでしょうか。
必要とされている3つの理由をご紹介します。
様々な方法で仕事を探せる時代だから
一昔前までは、求人情報誌やハローワークなどが主流となっておりましたが
インターネットの普及により、医院名などで検索すればすぐに求人情報が出てきます。
昔に比べ、求職者は手軽に多くの情報を得られるようになったわけですが、色々なサイトで複数の求人情報を出し、その求人の条件が一つ一つ違うとなると求職者は混乱してしまいます。
情報を集約させる、情報を統一するといった意味合いでも、採用サイトが必要といえるでしょう。
ターゲットに応じた募集を行うことができる
新卒採用や中途採用のように、欲しい人材(ターゲット)に合わせて採用サイトのコンテンツ作ることで
狙った人材を確保することができます。
クリニックサイトの採用ページだと、限られた情報しか載せることができませんが、1つのサイトとして作る
ことで、豊富な情報を載せることが可能です。
求職者とのミスマッチを防ぐ
また、スタッフのインタビューや社内の写真等を掲載することで、求職者の働くイメージを高めることができ
ミスマッチを防ぐこともできます。
クリニックサイトの採用ページであれば、限られた情報しか載せることができず、入職したスタッフが
思っていた仕事内容と違った
雰囲気が合わない
などの理由で退職してしまっては、時間も費用も無駄になってしまいます。
採用サイトに必要なコンテンツ
採用サイトに必要なコンテンツとはなんでしょうか。非常に悩まれている方も多くいらっしゃると思います。
こんなコンテンツを用意すれば、求職者にも分かりやすいし応募もあるはず!と考えていませんか?
それでは自院をPRしているにすぎません。
今回、ご紹介したいのは「求職者が企業に必要としている情報」を元にコンテンツを選定することで、必要なコンテンツを明確にすることができるようになります。
では、求職者が企業に必要としている情報を見ていきましょう。
総力特集 月刊「人事のミカタ」より 400人の転職者に聞いた、企業が発信すべき採用情報
こちらのデータを元にどのようなコンテンツが必要かまとめてみました。
募集要項・医院概要
グラフにありました、展開する事業・サービス概要について、どのような仕事をしているのか、求職者の気になる点の一つですし、応募のきっかけにもなってきます。
最近よくある募集要項では、歯科衛生士の求人で「歯科衛生士業務全般」とだけ表記されているものが多く見受けられますが、これだけで求職者にどんな仕事をしているか伝わりますか?
医院によって仕事内容は細かく変わります、一度自院の衛生士がどんな仕事をしているか細かく全て書き出してみましょう。
朝出勤して何をしているのか、帰る前は?求職者が知りたい情報を全て採用サイトで伝えられるようにしましょう。
まずどんな仕事をしているかわからないところに、求職者は応募したくないと考えるはずです。
院長や医院からのメッセージ
こちらもグラフにあった、会社の理念・ビジョンについて、医院が今後どのような方向に向かうのか、働こうと思っている求職者は非常に気にしている点だと思います。
歯科医院はスタッフが少ない分、院長との距離が近い職業でもあります。
医院の方向性や自分が考えていることを、求職者にもあらかじめ伝えるようにしましょう。院長とスタッフの関係性が悪化してしまうと退職してしまう可能性もあります。
あらかじめ情報を掲載し伝えることで、より医院の理念や考えにあった方を採用することができます。
インタビュー
グラフにあります、社風について、どんな環境で働くのか・働くことになるのか、求職者は非常に気にしているでしょう。
先にもご紹介しましたが、歯科医院は少ない人数で運営されているところが多いと思います。
人数が少ない分、人間関係が悪化してしまうとスタッフの退職にもつながってしまいます。
医院がどんな雰囲気なのか、実際にどんなスタッフが働いているのかインタビューを掲載するのはもちろんのこと、実際の仕事の写真やスタッフの写真も掲載すると、求職者は安心するでしょう。
求人採用サイトの活用方法
求人媒体と一緒に運用する
求人採用サイトは、ターゲットが求職者ということで、クリニックサイトに比べサイトにアクセスするユーザー数が
少なく、ただサイトを公開しているだけでは、アクセス数を上げる・周知認知をしてもらうということが難しい状況です。
そのため、求職者の集まる求人媒体と一緒に運用することで、効果的に求職者を集めることができます。
近年では、求人採用サイトで公開している求人を読み込んでくれるIndeedや求人ボックスといった媒体が出ていますので求人票を作って求人媒体に登録する方法より、読み込んでもらうことで時間や費用をかけることもなく、また求人採用サイトへのアクセス数も増やすことができます。
情報の更新やアクセスデータを確認する
採用サイトを作成して、そのままにしていませんか?
SEOの面でも定期的な情報の更新をすることが必要です。更新が行われていないとGoogleに判断されてしまうと
検索順位が落ち、アクセス数が減少してしまう可能性があります。更新を行うことで機会損失を防ぐくことができます。
求職者にとっても見ている情報が最新でなければ、不信感や企業の信頼という面で影響がでてしまいます。
また、Googleアナリティクスなどを導入することで、アクセスデータを確認することができます。
どのページが見られていて、どのページが見られていないのか、そういった情報を確認するだけでも
求人採用サイトを改善することができ、応募への効果も高めることができます。
クリニックサイトやSNSでの拡散
上記でもご紹介しましたが、ユーザーの多くはクリニックサイトへアクセスします。そのアクセスを利用し
クリニックサイトで、採用サイトがあること・採用を行なっていることをアピールすることで、効果的に認知・周知を行うことができます。
また、SNS(InstagramやTikTokなど)を利用・活用しているクリニックでは、定期的に採用情報をUP・拡散することも重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。求職者が求めている情報から逆算することで、必要なコンテンツも明確になってくるかと思います。
ただ、採用サイトを作った・公開したというだけでは、求職者を集めることはできません。
クリニックサイトとの違いを理解した上で、ぜひ私が紹介した活用方法を実行していただけますと応募・採用への効果も高めることができます。
また、院長・事務長・採用担当者の方のための「歯科衛生士 採用セミナー」を開催しております。DHが応募したくなる求人票の作り方や競合医院に勝つ方法などをセミナーの中でご紹介しております。興味のある方はぜひご参加ください。