歯科医師の採用単価は○百万円?コスト見直しの秘訣は情報開示!

コスト削減

歯科医師を採用したいのに募集が来ない
成功報酬型だと採用できてもコストが高すぎる…それで早期退職されたらと思うと…

歯科医師の採用に苦慮している採用担当者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、歯科医師の採用にかかる費用の詳細と、採用コストを抑える方法をご紹介します。

コストを見直しつつ優秀な人材を採用するポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

歯科医師の採用単価は年々上昇中!

歯科医師の採用は年々難しくなり、採用単価も上昇しています。

原因の一つとして、歯学部の定員減及び歯科医師国家試験の合格水準の引き上げによる新規歯科医師の減少が挙げられます。
近年の歯科医院の増加に対し、歯科医院数と質のバランスを保つためにとられた処置です。これにより歯科医師が不足し、「引く手数多」の状態で採用単価が上昇しています。

歯科医師の採用サービスは、コンサルティングから人材紹介、求人を出すだけのものまで多岐にわたります。コストの高い人材紹介サービスなどでは、採用単価が100万円以上かかることも珍しくありません。

どんな採用サービスがあるのか、一例をご紹介します。

歯科医師採用サービスの例をご紹介

A社

サービス内容:人材紹介、求人情報の掲載、キャリアドバイザーによる転職・就職活動の支援

A社は歯科業界に特化したキャリアアドバイザーが、歯科医院と求職者をマッチングさせる人材紹介サービスです。新卒への求人も多く、幅広い世代をターゲットとしています。

費用:完全成果報酬型(入社までは無料/早期退職の場合は一部返金制度あり)

B社

サービス内容:人材紹介。求人情報の掲載、キャリアドバイザーによる支援など

B社は歯科医師だけでなく、歯科衛生士や歯科技工士なども紹介する人材紹介サービスです。高待遇の非公開求人が多く、事前に職場の雰囲気がわかるなどミスマッチを防ぐ取り組みも展開しています。

費用:成功報酬型(採用決定まで費用は不要)
当該求職者の就職後1年間に支払われる賃金(内定書や労働条件通知書等に記載されている額の最大100%(理論年収の35%))

C社

サービス内容:合同説明会(Web/リアル)、求人ポータルサイトの運営

C社は歯科医師の求人を掲載するポータルサイトを運営しています。完全報酬型のエージェントサービスとは異なり、年間パッケージプランでキャリアマガジンや動画サイトなどで露出を増やし、応募者を集める独自のサービスを展開しています。若手の歯科医師をターゲットにしていることも大きな特徴です。

費用:年間パッケージプラン

歯科医師の採用単価を下げる3つの方法

様々な求人サービスがある中で、どうすれば採用単価を下げつつ人材を確保できるでしょうか。
ここでは3つのアプローチをご紹介します。

求人サービスの見直し

まずは現在使用している求人サービスの見直しに着手します。
主な観点は以下の3点です。

  • 似たようなサービスに重複して依頼していないか
  • 結果が出ていない(採用できていない)サービスを継続していないか
  • 採用したい人材と異なるターゲットに訴求するサービスを使用していないか

就職・転職希望者は複数のサービスで幅広く求人を検索します。
求人の掲載そのものに費用がかかる求人サービスを複数利用したからといって採用しやすくなることはありません

また、採用実績がないサービスを継続することもコストの増大につながるので見直しが必要です。

応募者自体が少ない場合は、若手歯科医師をターゲットにしたサービスでベテランの求人を出しているなど、サービスそのものとのミスマッチも考えられます

自院で採用を完結できる仕組みづくり

求人サービスに頼りきりになるのではなく、自院のメディアで採用を完結できる仕組みを作ることも大切です。
自院だけで採用できれば、大幅に採用単価を下げることができます。

  • 自院のWebサイトに掲載する採用情報を充実させ、独自の採用フローを作る
  • SNSを活用して院内の雰囲気や先輩医師の様子を伝える

自院のWebサイトは、応募者が医院の雰囲気を知るための重要な要素です。院内の様子や先輩医師のインタビューなどコンテンツを充実させ、応募フォームを作って応募者を集めましょう。

また、採用活動は情報の鮮度が重要ですので、SNSを活用して「イマ」の自院のイベントや日常風景を定期的に発信すると効果的です。
更新頻度が高いSNSは応募者の目に留まりやすく、興味をもってもらえる可能性が高くなります。

ただし、Webサイトの更新やSNSの運用は人事や事務スタッフの負担になりますので、スタッフの確保や仕事量の見直しと一緒に進めて、無理のない運用を心がけましょう。

ミスマッチを減らす

採用コストが増大する最大の原因は医師不足、退職者の増加です。
せっかく採用した人材が退職して慢性的な人材不足に陥ると、コストは増え続けてしまいます。

退職者を減らすためには、採用時のミスマッチを減らすことが重要です

自院の予算や人員にもかかわるので、いきなり求人サービスの見直しや自院での応募フローの確立に着手することは、現実的ではありません。
まずはミスマッチを減らすための工夫から始めてみましょう。

医院の情報開示がミスマッチを減らすカギ!

そもそも採用時にミスマッチは、応募時と入職後の大きなギャップが原因で起こります。
ギャップを生まないためには、事前に医院の情報をしっかりと開示することが重要です。

給与や勤務時間など条件面はもちろん、休みの取りやすさや院内の雰囲気なども発信することで、自院をよく理解したうえで「ここで働きたい!」という応募者が増えます

条件面だけを見て応募した人より、自らが興味をもって応募した人のほうが、入職後もミスマッチが起こりづらくなります。

具体的な施策としては、求人票を充実させること、自院のWebサイトやSNSで自院の様子を発信することです。しっかり情報を載せることが採用コスト削減の第一歩です。

さらに詳しい情報はセミナーにて!

ここまで、歯科医師の採用コストを見直す具体的な施策についてご紹介しました。

「求人サービスの見直し」「自院での採用フローの確立」と合わせて、「事前の情報開示によるミスマッチを減らすこと」が採用コストを削減しつつ、自院にマッチした人材を採用するためのポイントです。

まずは低コストで始められる「事前の情報開示」から着手することをおすすめします。

なるほど!デンタル人事編集部では、歯科医師の採用をお考えの際に役立てていただける「求人採用セミナー」を開催しております。ご興味のある方はぜひご参加ください。

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