取材・ライター担当の片山です。
最近歯科医院の取材時に院長先生からよく聞かれることがあります。
「忘年会とかはやらない方が最近の求職者は喜ぶのでしょうか?」
「社員旅行をやりたいけれどスタッフが望んでいるのかどうか…」
最近は「職場とプライベートを完全に分ける」風潮が強くなっており、職場の飲み会やイベントは避けたいという方が増えてきています。
コロナ禍の最中は、社員旅行や定期的な飲み会を控えているところも多かったと思います。
しかし、令和5年5月より新型コロナウイルス感染症の位置付けが「5類感染症」に変わりました。
これによって、院内イベントを「引き続き控えるべき」か、「また再開すべき」か悩んでいる院長先生もいらっしゃるのではないのでしょうか?
院内イベントを行う・行わない?
行っているとしたら求人票に書くべきか?どのような書き方をすればいいのか?
今回の記事でおまとめしましたので、ぜひご一読ください。
院内イベントを喜ぶか喜ばないかは人それぞれ
何も、現在の求職者全員が「職場とプライベートを完全に分けたい」と考えているわけではありません。
職場の人とプライベートでも仲良くなって輪を広げていきたいと考える人もいれば、仕事以外で職場の人と関わりたくないと考える人もいます。
中には、気が合う人がいれば仲良くしたいけどあまり期待していない、という人も。
おそらく、院内イベントを行うことについてスタッフ全員が「大賛成!」となる歯科医院は少ないのではないでしょうか?
その逆も然りです。
大事なことは「反対意見を拒まないこと」です。
無理に「全員参加」「絶対に来ること」とする必要はありません。
家庭の事情や本人の気持ち・希望を尊重することこそが、院内イベントの要。
スタッフの事情を尊重する姿勢がないと、楽しいはずのイベントも楽しくなくなってしまいます。
ちなみに今まで取材した中には、豪華な食事会やクルーズ船を貸し切ってのイベントをスタッフみんなで楽しむ医院さんもありました。
イベントや交流が好きなスタッフは毎回参加しており、「毎回参加はちょっと…」という方はご自身のペースで楽しんでいるそうです。
スタッフ全員の意見を尊重してより良い関係性を築いていきましょう。
院内イベントを行っている場合、求人票に必ず記載しましょう
最近は院内イベントを避ける求職者がいる、とお伝えしましたが、院内イベントの有無は必ず記載しましょう。
というのも、求職者も歯科医院を選んで応募を出しています。
もし「院内イベントが無いこと」が応募条件の一つだったとしたら、入職後に早速ミスマッチが生じてしまいます。
同じように、「スタッフ同士が仲良くプライベートでも付き合いがあるところがいい」と考えている方にとっては、せっかく院内イベントを行っていても応募先の条件から外れてしまいます。
ここで大事なことは、無理に最近の風潮に合わせずに「医院の取り組みをありのままに伝えること」です。
また、求職者にきちんと飲み会やイベントがあることを提示して
それを喜ぶスタッフが多いこと
自由参加型の場合、スタッフそれぞれのペースで楽しんでいること
をアピールすることも大切です。
もし希望者だけ・強制参加ではないときには「院内イベントもあります。参加必須ではありませんので安心してください。」という一言を加えてみてください。
求職者は「意見を尊重してくれる歯科医院なんだ」と安心できますよ。
なるべく多くのスタッフに参加してほしい医院の場合は、思い切ってイベントを楽しみたい求職者にフォーカスしてアピールしましょう。
「飲み会の費用は全額医院持ち!スタッフみんなで楽しんでいます」
とアピールすると良いでしょう。
求人のトレンドを学ぶには
求人はトレンドの移り変わりが激しい世界です。
もしかしたら今までやっていた取り組みも、時代遅れになっている場合があります。
「これまでなんとなくでも応募があったから大丈夫」という考えのままでは、いつのまにか置いていかれてしまうかもしれません。
なるほどデンタル人事では、プロの求人採用コンサルタントが毎月求人のセミナーを開催しております。
最新のトレンドを学ぶことで、あなたの医院の良さを十二分に引き出した求人を作りましょう。