常勤歯科衛生士の採用にこだわる院長先生へ
歯科衛生士は日本全国で不足しています。
〜院長先生との打ち合わせなどでよくある会話〜
採用したい歯科衛生士はどんな方ですか?
フルタイムの常勤です
時短社員や、パートの募集はされませんか?
いや〜常勤だけで!
院長先生のお気持ちも、分かります。
しかし、結婚・出産を経てフルタイムで働くことが難しくなってしまう方が多くいらっしゃるのも事実。
今回は「常勤」に捉われない求職者とのマッチング方法をご紹介します。
全国の歯科衛生士の約4割はパート
「常勤がいたらパート採用をする必要はない」と思っている院長先生も多いのではないでしょうか?
実は、全国の歯科衛生士の約4割はパートなんです。
半分近い方がパートとして活躍をしている職種というのも珍しいですよね。
でも、それだけ限られた時間・日数で活躍する人が多いということです。
パート歯科衛生士さんと、働く日時をマッチング
パートを希望する求職者は、様々な理由で「フルタイム・週5勤務」が難しい方、つまり「働く日数と時間が限られている方」です。
逆に、先生の医院はなぜスタッフを募集したいのですか?
もちろん常に人手が足りない、という医院もあるかもしれません。
しかし、強いて言えばでも、働くスタッフが足りていない日数と時間があるのではないでしょうか?
双方が上手にマッチングできれば、求職者だけでなく先生のお悩みも一つ解決できます。
補充したい「時間」と「ターゲット」を見極めましょう
まずは、どの時間帯でスタッフが足りないのかを考えてみましょう。
午前・午後・週末金土など、ざっくりでも構いません。
その次は、その時間帯で働く人の人物像を考えてましょう!
- 30代 子育て中で、去年から子どもが保育園に入園した。お迎えの関係で平日夕方15時までしか働けない。
- 40代 小学生の子育て中で平日夕方までの勤務を希望。数年後にはフルタイムで働きたいと考えている。
- 50代 介護の関係でフルタイム勤務が難しい。午前中は難しいが、午後の時間で週2〜3日働きたい。
人物像を考えてみましたか?
では次に、この人たちが自院で働くことでどんなメリットがあるのかを考えてみましょう!
ターゲットに合わせたメリットを考えましょう!
「うちで働くメリットってなんだろう?」
そう悩まれる院長先生も多いですが、実は働く時間帯から医院の何気ない取り組みや立地まで、あらゆることがメリットになるんです。
ターゲットとなる人物がどんな生活をしているのか。想像しながら、メリットを言葉にしてみましょう。
A:午前/午後のメリット
「午前勤務だから、午後はゆっくり家事ができます」
「土曜日は午前診療のみなので、午後勤務の方は土日休みです」
「通勤ラッシュをズラして出勤できます」
B:近くにスーパーや銀行がある
「お仕事帰りにお買い物ができます」
「徒歩圏内に銀行があるのでお昼休憩で用事を済ませられます」
C:バス停が近い・無料駐車場がある
「バス停から徒歩2分」
「無料駐車場あり、パートさんも交通費を支給します」
A・B・C…を組み合わせていき、ターゲットとなる人に刺さる文言を作って求人票に掲載しましょう!
求人票を見た求職者の中で「もしかして私のことかも?」と思う方がきっと現れますよ!
例
午後勤務だから通勤ラッシュに巻き込まれることなく出勤が可能です。徒歩圏内にスーパーとドラッグストアがあるため、お仕事帰りにお買い物ができます!医院の休憩室には冷蔵庫があるので、出勤前のお買い物もOKですよ!
「子育てがひと段落したら常勤として働きたい」そんなあなたも大歓迎!パートから常勤になったスタッフもたくさん在籍しています。まずはパートとして働いてみませんか?
歯科衛生士の新卒採用が難しいなら…学生アルバイトから!
歯科衛生士の新卒採用ってなかなか難しいですよね。
それならいっそ、歯科衛生士学校に通う学生をアルバイトで雇ってみませんか?
学生は現場で学びながら働くことができ、勉強面や実習、国家試験前など、医院で働く先輩歯科衛生士や院長先生に相談ができます。
その上、「卒業後はここで働かない?」と言ってもらえたら就活をする必要もなくなります。
先生も、医院の方針や診療の流れなどを一から説明する必要がなく、4月から即戦力として働いてもらうことができます。
もちろん「ここで正社員として働きたい!」と思ってもらえる環境があることが大前提です。
また、あくまで学生アルバイトのためできるお仕事は限られます。
長い目で若手の育成をしていきませんか?
「時短正社員+パート」で常勤の穴を埋める組織づくりも
「常勤歯科衛生士」にこだわってしまい、「時短正社員」という需要をとりこぼしてしまう院長先生も多くいらっしゃいます。
歯科衛生士の中には「正社員として働きたいけれど短時間でしか働けないから」という理由でパートになる方・お仕事復帰できずにいる方が多いことをご存知ですか?
ここの需要に気付けると
「フルタイムで働きたいけど子どもがいるから16時には帰らないと…」
「午後だけの短時間パートで働きたいけどなかなか募集がない…」
という2人の歯科衛生士を採用できるかもしれません。
「常勤募集」に対して「時短でもいいですか?」と聞くのはなかなかに勇気が要ります。
きちんと「時短正社員」という求人票も準備しておきましょう。
また、医院によってはスタッフ増により各種保障や該当制度が変わってくる可能性があります。
組織づくりの改変の際には、必ずコンサル・社労士の方に確認をしましょう。
常勤という雇用形態に捉われず、あなたの医院に「必要な歯科衛生士」をターゲットにしませんか?
常勤もパートも、採用方法は様々です。
最新の採用トレンドなんて勉強する時間ない…そんな院長先生のために、なるほど!デンタル人事では求人採用セミナーをご用意しています。
セミナーをきっかけに、パート衛生士さんを組み合わせた新しい組織づくりを考えてみませんか?