髪色規定の有無は若い求職者が就職先を選ぶ決め手の一つ
以前は当たり前にあった「髪色規定」ですが、近年では少しずつ撤廃している医院も多くなってきています。
先生の医院ではどうでしょうか?
来院される患者様からどういう印象を持たれるか、医院の雰囲気が変わってしまわないか、患者様からの対応が冷たくならないか…など、気になるポイントはたくさんあると思います。
本記事では、髪色規定で起こる求職者の不安と、撤廃するメリットをご紹介します。
スタッフの髪色は患者様にとって「気にならないもの」
接客業・医療職などの職種では、他職種と比べても髪色規定は厳しい会社・医院が多くありました。
そのなかで、髪色を自由にしたもののお客様・患者様からのご不満やクレームもなく逆に好印象を与え、スタッフも生き生きと活躍しているという記事も。
https://www.nhk.or.jp/nagoya/lreport/article/000/96/
もちろん、患者様からすると明るい髪色や見慣れない色だと不安を抱いてしまうかもしれません。
だからこそ「より丁寧な接遇」を心がけるようになり、結果として患者様も安心できスタッフも楽しく働ける場所になる。
そして「髪色が自由」というだけで、求職者からの応募が倍以上になったというデータも出ています。
「医療従事者としてふさわしい髪色」とは?
「医療従事者としてふさわしい髪色」という言葉、先生は聞いたこと・言ったことはありますか?
この言葉は、髪色の規定についてお聞きする際に、院長先生からよくいただく回答です。
細かく定めてはいないけれど、なんとなく「8番くらいまでの髪色」をイメージしている院長先生も多いのではないでしょうか?
髪色の規定をハッキリ明記されていないだけで、求職者の不安を煽ってしまう可能性がとても高いです。
「暗黙のルール」は知らない職場では一番怖いもの。
もし先生の医院でなんとなく髪色のルールを考えているのであれば、ハッキリと明記することが重要です。
髪色規定を撤廃するだけで志望度がUP
「地毛の髪色=黒・茶」とは限らない
グローバル化が進み、地毛の髪色=黒・茶が当たり前の社会ではなくなりました。
その中で髪色規定を残しているだけで、若い求職者からは「考えが古い職場かもしれない」というイメージを持たれてしまう可能性があります。
志望動機が「明るい髪色の先輩がいたから」
以前取材に伺ったとある歯科医院で、若い歯科衛生士さんが志望動機についてこう答えていました。
「求人サイトで医院の写真を見たときに、明るい髪色のスタッフが多くて、個性を大事にする良い医院なんだろうなと感じました」
髪色規定撤廃の最大のメリットは「明るい髪もOKですよと伝えること」にあります。
それを伝えるだけで、求職者は「自分を受け入れてくれる職場だ!」と感じてもらえるようになります。
自由な髪色は、スタッフが自由に働ける職場づくりの第一歩
「ピンク髪も青髪も受け入れてほしい!」とまでは言いませんが様々な国の方が生まれつき持つ髪色までOKにしてみませんか?
歯科医院は女性が多い職場です。
「たまにはカラーを変えたいな」と現スタッフも考えているかもしれません。
長く働くなら、ずっと同じ髪色でいなければいけない職場より、なりたい自分になれる職場の方が嬉しいですよね。
最近の求職者の意向についてもっと知りたい!
今の医院規定ってもしかして古い?
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