チームビルディングとは?成果をあげるためのチームづくり

定着・育成

「医院の目標達成のためにスタッフにもっと主体的に動いてほしい」
「職種ごとに連携をとって業務効率化を図ってほしい」

こんなお悩みありませんか?

上手にチームビルディングをすることで、一人では達成が難しいことでも、個々のスタッフの能力を最大限に引き出し、より大きな成果をあげることができるようになります。

今回は「チーム化しているものの、うまく機能していない」「思うようなチームづくりが進められていない」という方に向けて、チームビルディング手法の基礎知識や進め方、またメリットと具体的な事例までご紹介いたします。

チームビルディングとは

目標を達成できるためのチームづくり

チームビルディングとは「同じ目標を達成するために様々な能力を持った人たちが集まり、主体的に成果の出せる組織を作る」手法のことです。

同じようなニュアンスを表す言葉に「チームワーク」や「マネジメント」がありますが、両者と異なるのはチームビルディングは「一人ひとりのメンバーの成長」にも注目しているという点です。

では、どのような時に歯科医院のチームビルディングが必要とされるのでしょうか。

例えば、医院の目標達成のためにスタッフ一人ひとり主体的に動いてほしい職種ごとに連携をとって業務効率化を図ってほしいときなどです。
様々な職種が集まる歯科医院では、違う職種のスタッフに対する不満や、業務の擦りつけあいなども起こりがちです。

そんな時にぜひ取り入れていただきたいのが、チームビルディングです。

たくさんの目的がある!チームビルディング

チームビルディングの目的は、個々のメンバーがただ力を合わせることではなく、それ以上の成果を出すことです。対象者に制限はなく、様々な立場の人にとって有効な手法になります。

新入社員だけでなく中堅スタッフにも用いることができ、それぞれ次のような目的があります。

《若手スタッフ》

・同じビジョンを共有することで、自分が何をすべきか理解し、主体的に行動できるようになる
円滑なコミュニケーションが取れる関係性を築く

《中堅スタッフ》

・院長(歯科医師)と新人の間に立って状況を把握し、チームがスムーズに機能するためにどうしたら良いのか判断して、実行する力を身につける

他にも全体に共通する目的として、以下のような3つの目的もあります。

①マインドセットの形成

目標を達成するためには、一人ひとりのモチベーションが非常に大切になります。チームビルディングを通してメンバー同士の関係を深められると「このチームのために自分ができることを頑張ろう」という想いが自然と出てくるものです。

②チームメンバーの関係を強化する

コミュニケーションを通して、メンバーたちの関係は強くなります。メンバーへの信頼が深まり、意見やアイデアなどを出しやすい状況を作ることで、新しい発想も生まれやすくなるでしょう。

③医院のビジョンの共有

チームビルディングをすることで、医院の目標達成に向けたビジョンの共有をすることができます。

その目標のために、個人として、チームとして〇〇をする、という課題も明確になり、スタッフ個人の目標も具体的になります。

チームビルディングによる効果

実際にチームビルディングを実施することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

取り入れるとこんなメリットが得られる

  1. コミュニケーションが活性化する
  2. 人間関係が強まり、信頼関係が高くなる
  3. チームに貢献したいという想いが生まれ、個人のパフォーマンスも向上する

上記によりチームの機能が高まり、生産性の向上や成果に繋がるでしょう。

どう進める?チームビルディング

チームビルディングを行う前に、最初にしておきたいことがあります。
それは「チームが今現在どのような状況にあるのか」をきちんと把握しておくことです。

そのために、心理学者ブルース・W・タックマンが提唱した「タックマンモデル」をまず理解しておきましょう。

チームビルディングの指標となる「タックマンモデル」

「タックマンモデル」とは、組織の成長段階を5つに分類したもので、チームの現在地を知り、どのようなチームビルディングが必要か知ることのできるものです。

まず、5つの段階について解説いたします。

①形成期

チームが発足したばかりの段階で、まだチームとしての方向性が不明瞭です。メンバー同士の理解・信頼関係も構築されていません。

お互いに対しての理解を深め、議論や対話のしやすい環境を作ることが求められます。

②混乱期

チームの目標が明確になるなど少し慣れてきた頃に起こります。価値観の違いなどにより、メンバー同士の不満や衝突が起きやすい時期です。

できれば避けたいものではありますが、メンバー同士の理解を深めるためには欠かせない過程でもあります。ここでしっかりと向き合っておくことで、チームの一体感が生まれます。

③統一期

混乱期を乗り越えてチームの相互理解が進み、安定した時期です。
メンバーの個性や能力に合わせてそれぞれの役割を明確にし、目標達成に向けて主体的に動ける状態を作ります。

④機能期

チームが機能している状態を指します。
メンバー同士が協力し合って、目標に向けて動ける関係性が築けています。この状態を長く維持するためには、メンバー同士の十分なコミュニケーションが大事です。そのための対策として、簡単に行えるゲーム型のチームビルディングを行うこともお勧めです。

⑤散会期

プロジェクトの終了やチームを解散する時期です。
この時のメンバーの状況を見ることで、チームビルディングの成功の有無が見えてきます。上手く行っている状態であれば、メンバー間でお互いを称賛したり、解散を惜しむ声が出てくるでしょう。

チームビルディング実施の流れ

「タックマンモデル」についてご理解いただけたところで、実際にチームビルディング を行う時の流れを紹介します。

1.現在地を確認する(タックマンモデルを活用)

チームの現状や課題に合わせて、目的とゴールの設定をします。

2.対象層を決める

対象になる層を的確に決めるようにしましょう。幅が広過ぎてしまうと、チームビルディングの成果が得られにくくなります。

3.手法や期間を決める

手法は、ゲーム・ワークショップ・アイスブレイク・研修・体験型アクティビティなど様々です。中には、簡単にできるものやコストのかからないものもあります。しかし、対象となる層がタックマンモデルのどの段階にあるかによって適した方法は異なります。

また、研修などを実施する際には「いつまでにどうするのか」という期間をきちんと決めて行うことも大切です。

4.フォロー体制を整える

チームビルディング はただ行うだけでは効果が得られません。予定通りに進められているか、また目的に沿って進められているかどうかを確認し、フォローできるような体制を整えておきましょう。

色々な種類がある!チームビルディングの種類

続いて、手法の一例をあげていきますので、ぜひ参考にしてください。

《ワークショップ》

チームでワークに取り組むことにより、チームビルディングを学んだり、リーダーとメンバーの信頼関係を構築するものなど色々な種類があります。メリットは、手軽に行えることです。

・チェックイン

自分の気持ちや感じていることなどを、包み隠さず発表します。ネガティブな感情も曝け出すことで、今後の関係性を深くするために役立つでしょう。

・リーダーズインテグレーション

リーダーが自己紹介や実績などを話して退室し、メンバーだけでリーダーについての意見をまとめます。その後、それに対して回答するというものです。主に形成期において、両者の関係を築くために有益です。

《アイスブレイク》

メンバー同士の理解を深める形成期や混乱期では、議論や対立などが生じますが、これも必要な過程です。事前にアイスブレークを行うことで、緊張感をほぐし気持ちをリセットしてのぞむことができます。

・チームブレーンストーミング

相手の意見を否定することなく、自由なテーマで話し合います。

例えば「寝坊した時に優先すること」「○○といえば?」「遅刻した時の言い訳」など、ユニークなテーマもお勧めです。楽しみながら場を和ませることができるだけではなく、メンバーの個性について知る機会にもなります。

・ウソ、ホント?

お互いを知るために有効で、簡単にできる方法です。「ウソ」を1つ入れて自己紹介をします。何がウソなのか、メンバーに当ててもらいましょう。

《ゲーム》

ボードゲームやカードゲームなどの他、何の準備もいらないものまであります。ここでは何もなくても手軽にできるゲームを紹介します。

・ジェスチャーゲーム

決められたお題をジェスチャーだけで伝えます。何も準備する必要がないため、簡単に行うことができます。面白い動作などから、ユーモアなゲームになる可能性が高いでしょう。

チームの雰囲気がギスギスしがちな混乱期にもぴったりのゲームです。

・質問ゲーム

短時間で、できるだけ多くの質問を行います。相手のことを知ることができた数で競うゲームです。難しい質問は避け、回答しやすい質問を設定しましょう。

《研修》

チームの形成期や統一期などのタイミングで行うことがお勧めです。

飲み会やランチ会といったものから、合宿や旅行などもこれに含まれます。コミュニケーションの機会が増えたり、メンバーの普段は見えない部分を知ったりすることでチームの関係性の向上が期待できます。

《体験型アクティビティ》

ゲームキャンプ・BBQ社内運動会など実際に体を使ってアクティビティを行い、その中でチームビルディングの構築を図ります。デスクワークの多い会社では、ストレス発散やリフレッシュの機会にもなるでしょう。

・条件プレゼン

キーワードを決めて、それに沿ってチームでプレゼンし、投票により優勝者を決定するビジネスゲームです。特に統一期・機能期に有効でしょう。

メンバーの関係性が深まるだけではなく、プレゼン力を高めるきっかけにもなります。

成功に導くチーム ビルディングの事例を紹介

ここでは、大手企業で行われたチームビルディングの事例を紹介します。面白い取り組みを行っている企業も多くありますので、ぜひチェックして見てください。

A.レゴ対話(M社)

お題に沿って、レゴを使いそれぞれのメンバーがタワーを作ります。作成後に「どの部分で何を伝えたかったのか」をメンバーが対話することで、お互いの理解を深めます。

実施後は、メンバーの会話・コミュニケーションが活性化するという成果が得られたそうです。

B.ビジネスゲーム(T社)

職種・階級に合わせて知識・コミュニケーション能力・チーム力を学ぶこともできるゲームです。実施することにより、メンバーそれぞれに主体性が見られ、難しいと感じる案件でも解決策を見出そうとする姿勢に変わったそうです。

C.オンラインゲーム(C社)

参加型のオンラインゲームで、複数の中から好きなものを選んで参加するスタイルで行いました。結果、普段は接点のない人とも関われる機会になり、コミュニケーションの活性化に繋がったとのことです。

D.ウォーキングミーティング(G社)

社長と社員が歩きながらミーティングを行うというものです。体を動かしながら行うことで、普段とは違うアイデアが出るきっかけになったり、同じ速度で歩くことで上下関係のない意見交換もしやすくなります。実際に、歩くことで頭が冴えて閃きがあったり、職場では見られない一面が見られたりするそうです。社長と話したいために参加する社員もいるといいます。

成功のためのポイント

チームビルディングの進め方のところでもお話しましたが、成功させるために大切なポイントは「最初に分かりやすい明確な目標設定をしておくこと」です。忘れないでいただきたいのは、チームビルディングは個々ではなく、チームとしての力を向上させるためのものだということです。

そのためメンバー全員にとって有益な内容になるよう、個々の役割も明らかにした企画をする必要があります。また、上下関係なく関われるような方法を選択することもお勧めです。

これらの点をしっかり理解した上で、行うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は、チームビルディングについて解説しました。

チームビルディングの手法はたくさんあり、実施しやすいものも多くあるということをお分かりいただけたのではないでしょうか。

コミュニケーションの機会を積極的に作り、メンバーのモチベーションや信頼関係を深めることで、より成果の上がるチームを作ることが可能になります。
そしてそんな医院の姿を見せることで、新規スタッフの採用や既存スタッフを含めた定着にも繋がるでしょう。

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