歯科医院向け採用セミナー

歯科医師採用の理由と目的をおさらいして、応募率も定着率もUP!

ターゲット設定

「採用した歯科医師がすぐ辞めてしまう」
「勤続年数が短い内に退職するので歯科医師が育たない」

先生、こんなお悩みはありませんか?

医院にピッタリの人だと思ったのに、いつの間にかギャップが生まれてしまって1〜2年で退職…。

歯科業界においては、歯科医師・歯科衛生士問わず「あるある」の話だと思います。

今回は、院長先生からよく聞くお悩みの一つ「歯科医師採用」のコツをご紹介します。

歯科医師を採用する目的はなんですか?

採用率・定着率を上げる為には、求人活動をはじめるよりも先に「求人の目的」を考えることが重要です。

「誰でもいい」は誰にも当てはまらない!

・患者様の数が増えて、現在の歯科医師の人数では回しきれない
・ユニットに対して歯科医師の人数が少し足りない
・治療の専門医を採用したい
・分院を考えている
・医院の規模を大きくしていきたい

「歯科医師なら喉から手が出るほど欲しい」という先生、注意が必要です!

「歯科医師なら誰でもいい!」という考えでは採用はうまくいきません。

例えば、「どなたでも歓迎です!」と求人票に書いていませんか?
「どなたでも歓迎」という表現は間口を広げているように見えますが、実は誰にも刺さりません。
求職者自身「自分に当てはまらないかも?」とピンときていない可能性が。
「誰でもいい」という表現だからこそ「誰にも当てはまらない」という結果になってしまうのです。

例えば上記の5つの例から考えると、経験年数が浅い歯科医師は即戦力として厳しくなってしまいます。
そのため、患者様対応で忙しい医院だと教育の時間が取れずに歯科医師を育てきれなくなってしまい、持て余してしまう危険があります。

先生も「誰でもいい!」と言いながら、どこか理想の人物像を描いていませんか?

それは高望みではありません!

医院の採用成功のためにも、理想とする人物像の特徴をひとつひとつ紐解き、ペルソナ像を明確にすることが重要です。

勤務医?分院長候補?時期院長候補?歯科医師のキャリアプランを伝えよう!

・勤務医として働きたい歯科医師
・治療・勉強に特化していきたい歯科医師
・開業はしないけれど経営に興味がある歯科医師

上記の例のように、歯科医師一人ひとりが自分の将来のキャリアを踏まえて就職先を探しています。

そのため、採用する医院側も採用後のキャリアプランを踏まえた求人情報が必要です。
院長先生は、採用後のキャリアについて求人票に記載していますか?

記載していない先生は要注意!

「勤務医志望だけど早いサイクルで若手を育成したいのかもしれない」
「将来的に経営に回りたいけど、そのポストは準備してくれないかも」
「ここの医院を継承する医師がいるんだろうか…」

などと、求職中の歯科医師に不安を与えてしまうかもしれません。

求人の情報量と求職者の不安は反比例するもの。

情報が少なければ少ないほど、求職者は判断材料が無いために不安になっていきます。

「キャリアプランを提示することで募集を狭めてしまうかも」と考える院長先生もいるかもしれません。

しかし、求人の幅を広げたところで、採用後にミスマッチが起きてしまっては意味がありません

複数の目的で歯科医師採用を考えているのであれば、それぞれに分けて求人票をご準備するのも手段の一つです!

Ex)職種:歯科医師(勤務医)/歯科医師(分院長候補)

などと職種名を分けるだけで、求職者からの反応は変わりますよ!

また、歯科医師のキャリアの一助となるような学びのサポートがあれば、併せて記載しましょう!

「インプラントの認定医を取れるようにサポートしています。」
「経営面の勉強についてもサポート。勤務医から開業医を目指せます!」
「あなたの専攻科目以外も基礎からしっかり学べます。専攻科目の更なるスキルアップ、新しい分野への挑戦を応援します!」

このように具体的なサポート内容と医院の考えを記載しておくと、求職中の歯科医師は安心して応募できますよ。

最近は勤務医志望者が増えている

「歯科医師=開業」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、最近では勤務医を志望する歯科医師・歯科学生が増えてきています。

勤務医として働いている先生のインタビューでは、以下のような志望理由がありました。

・自分のやりたい治療に専念したかった
・もともと経営には興味がなく、プロに任せて安心して働きたかった
・結婚・出産を視野に入れていたから
・会社員のように勤めてプライベートも充実させたい
・雇用や収入を安定させたい

以上の理由から見られるように、安定した基盤の上で治療に専念できる環境を求めている方が多くなっています。景気の変化や年齢に伴う感覚の差が顕著に現れていますね。

卒後の勤続年数と転職回数は?

平均として、卒業後の歯科医師の平均勤続年数は5年転職回数は3回と言われています。

しかし、これもあくまで平均。

これまでにインタビューをした先生の中では「新卒から20年ずっと勤めている」という方も「新卒で入った歯科医院は全く治療をさせてもらえず1年で退職をした」という方もいらっしゃいました。

5年・3回を長いと取るか多いと取るかは院長それぞれかと思います。

それでも、やはり雇う側としては5年より長く働いてほしいですし、これを最後の転職先にしてほしいですよね。

採用時のすり合わせでミスマッチを防ぐ!

先述で「求人票の記載でミスマッチを防ぐ」方法をお伝えいたしました。

次は、面接時に求職者である先生の意向を聞いてミスマッチを防ぎましょう。

Ex)
・勤務医としてどんな仕事に就きたいか
・どんな治療を学びたいか
・目指したいポストはあるか

特に、分院長候補・時期院長候補で採用を目指している医院では

・医院の特徴
・主な診療方針
・どんな働き方ができるか

をきちんとお伝えした上で本人の意向を聞きましょう。

大事なことは、医院が伝えるだけではなくきちんと求職者の考えや意向・希望を受け止めることです。

ここで意見が合わないとつい医院側は譲歩してしまいがち。ですが、採用時のミスマッチは採用後に遅かれ早かれほぼ必ず転職の結果になります。

医院の未来のためにも「歯科医師なら誰でもいい!」という考えを捨てて面接に臨みましょう。

一見幅を狭めているように見えますが、求める人物像をしっかりと固めて採用活動を行うことで、結果的に採用率UPと定着率UPにつながります!

安心して働ける環境づくりが歯科医師の勤続年数を伸ばす鍵!

最後に大事なことは、働く環境づくりです。

「歯科医師は休みの日も勉強すべき」
「子育て中にフルタイム勤務は無理」
「プライベートより仕事を優先するのが当たり前」

そんな文化が、歯科業界にはいまだに根付いています。

勤務医として、院長の医院で長く働きたい・活躍したいと思ってくれている先生方のためにも、労働環境の整備はマストで取り組むべき事項です。

院長先生の医院はいかがですか?
・産休育休は取れていますか?
・年間休日は120日ありますか?
・有給取得率は何%ですか?
・各種手当は付与されていますか?

福利厚生や制度面に関しては、今すぐ改正することは難しいと思います。

ぜひ、顧問の社労士先生・コンサルタントにご相談ください。

他の歯科医院の状況や、トレンド状況について詳しく学びたい方については、ぜひ「なるほど!デンタル人事編集部」が毎月行っている歯科医院の勉強会セミナーにご参加くださいませ。

毎月多数の院長先生にご参加いただいています!

ぜひ求人採用の原理原則をつかみ、採用大成功の1年にしましょう!

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