大手求職情報掲載サービスである「ジョブメドレー」。
多くの歯科衛生士が利用しています。
利用者が多い大手サービスだからこそ狙い目。
しかし、求人を登録しているライバル医院も多いのが現実です。
他の医院の情報に埋もれてしまうケースが多いため、求人を掲載して応募を待っているだけではなかなか採用に結びつきません。
そこで使えるのが「スカウト機能」。
「いいな」と思った求職中の歯科衛生士に医院側からアプローチをかけることができます。
スカウト機能を使って、自院にマッチするDHにアピールしましょう!
今回は、
●スカウトメールを活用した採用活動の方法
●応募率アップのポイント
以上の2点について解説します。
ぜひ最後までお付き合いください。
ジョブメドレーのスカウトメールとは
スカウトメールの仕組み
歯科医院から求職中の歯科衛生士にアプローチできる「スカウトメール」。
ジョブメドレーに登録している歯科衛生士に直接メッセージを送ることができる機能です。
また、スカウトメールの受け取りを希望しているDHの情報を閲覧できる機能があります。
- 性別
- 年齢
- 住所
- 保有資格
- 職務経歴
- 就業状況
- 現在月収
- 自己PR
上記のような歯科衛生士の基本プロフィールを確認した上で、「ぜひ選考を受けてみませんか?」というスカウトメールを送ることができます。
また、下記のような歯科衛生士の希望条件も閲覧可能です。
- 希望職種
- 経験年数
- 希望勤務地
- 希望勤務形態
- 希望年収
- こだわり条件(年間休日数・福利厚生・残業時間など)
このように求職中のDHが希望する条件を見て、自院とマッチングするところをアピールしながらスカウトメールを送ることも可能です。
メリット
毎月200通まで送信無料
スカウトメールは毎月200通まで無料で送信可能。
200通の送信で、約9.4件の応募を獲得できる見込みがあります。
早期採用のためにも、求職者からの応募をただ待つのではなく、医院側から積極的にアプローチすることが大切です。
採用するまで費用ゼロ
ジョブメドレーは登録や求人掲載の費用はかかりません。求職者を誰か一人採用するまで、費用ゼロで採用活動を行うことができます。
求人の掲載期間も無制限であるため、時間をかけて医院にマッチした求職者にアプローチをかけられます。
採用までの流れがスムーズ
スカウトメール機能では、院長と求職者が直接やり取りを行います。
履歴書などの応募書類のやり取りも可能ですので、エントリーから面接、採用までの流れが非常にスムーズです。
費用
メリットの項目でも述べましたが、登録や求人掲載の費用はかからないため、採用決定後に紹介料のみを支払います。
紹介料は1人あたり4万円から。詳しい価格表はジョブメドレー公式サイトから請求できます。
https://customers.job-medley.com/faq/?inquiry_type_value=18&ref_btn=inquiry_point-area#inquiry_form
スカウト採用率向上のポイント
スカウトメールには、下記のようなメリットがありました。
・毎月200通まで送信無料
・採用するまで費用ゼロ
・採用までの流れがスムーズ
採用するまで費用が発生しないのは嬉しいポイントですね。
毎月200通まで無料で送信できるので、ぜひ毎月活用していきたいところです。
しかし現在、全国の歯科衛生士の有効求人倍率は23倍。
23院で1人の歯科衛生士を取り合っているような状況で、採用は厳しいのが現実です。
少しでも採用率を上げるために、他院のスカウトメールと差をつける必要があります。
スカウトから採用につなげるのに大切なのは、以下の3つ。
・魅力を感じるスカウト文
・明確な求人内容
・スカウトするターゲットの選定
これらのポイントに気をつけながら採用活動を行いましょう。
魅力を感じるスカウトメールとは?
ジョブメドレーが用意したメッセージ用テンプレートを使用していませんか?
テンプレートはとても便利ですが、他院との差がつかなくなってしまうため使用はNGです。
メッセージを受け取った歯科衛生士も
またテンプレ文か…どうせ適当に一斉送信しているんだろうな。
と、目を通してくれなくなってしまいます。
やみくもに送りつけていると、歯科衛生士からの印象が悪くなってしまうかもしれません。
医院のアピールポイントを言語化しよう
スカウトメールを受け取ったDHに医院の魅力を感じてもらうのに必要なのは、
「医院の魅力の言語化」です。
例えば、医院の雰囲気についてアピールするときにありがちなのが
「アットホームな職場です!」 という表現。
テンプレ文というか、正直胡散臭いニャ。
先生は、このアピール文からどんな医院を想像しますか?
具体的な想像がしづらいのではないでしょうか。
「アットホームな職場」であることをアピールすることが悪いわけではありません。
抽象的な表現を控え、実際の院内の雰囲気を言葉にしてみましょう。
それでは、「アットホームな職場」はどんな職場なのか、一緒に考えてみましょう。
「アットホーム」という言葉の意味は
[形動]自分の家にいるようにくつろげるさま。家庭的。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
ここでは「アットホーム」という言葉で直接アピールするのではなく、
・スタッフが院内でくつろげるために院内で取り組んでいること
・スタッフから聞いた居心地が良いと感じる理由
上記2つの具体例を出してアピールしましょう。
例)スタッフ同士仲が良く、子育て中の年代の方が働いている医院の場合
当院は休憩中はスタッフみんなで談笑しながらお昼ご飯を食べるなど、仲良く温かい雰囲気が自慢。
入職したばかりのスタッフも早くから馴染んでいます。
また、当院のスタッフの多くは子育て経験者。
お子さんの行事や体調不良によるお休みにも理解があり、急なお休みが必要になってもカバーできる体制が整っています。
このように、具体的な事例や取り組みを取り入れたアピール文を作りましょう。
スタッフの年齢層によって出てくる医院の特徴を盛り込むのもおすすめです。
求人情報は明確に
スカウトメールをもらった衛生士が次に確認するのは、医院の求人情報。
業務内容、給与、休日数などはもちろん、駅からの近さで応募を決める歯科衛生士もいます。
また、入職後に一緒に働くスタッフについても気になるところ。
スタッフ構成:
歯科医師 1人
歯科衛生士 9人(うちパート3人)
歯科助手・受付 5人
総スタッフ人数 15人
スタッフ人数を記載する際は、上記のように職種ごとの人数の明記をおすすめします。
医院の規模感や雰囲気は、職種ごとの人数やパートスタッフの人数からなんとなく想像できるものです。
スタッフのおおまかな年齢層についても記載しておくと、あなたの医院で働く明確なイメージを持ってもらえます。
重視している条件は歯科衛生士によってさまざまで、何が応募の決め手になるかわかりません。
どの項目を見ても一目で情報がわかるように、丁寧に明確に記載を行いましょう。
スカウト対象者の選定方法
DHの基本情報を確認したけど、スカウトを送ってもいいのかイマイチわからない…
初めてスカウトメールを送る際にはこのような不安もあることでしょう。
このような場合は、やみくもにスカウトを送るのではなく、対象にするDHの基準を決めましょう。
基準にするのは主に以下の3つ。
①希望勤務地
②最終アクセス日
①希望勤務地は、歯科衛生士が職場を探す際に重視している項目です。
歯科衛生士の希望条件として多いのが「通勤時間30分以内」の地域。
あまりにも通勤時間が長くなってしまう歯科衛生士にスカウトを送っても、なかなかエントリーにはつながりません。
②最終アクセス日は、現在求職活動を頻繁に行なっているかどうかの指標になります。
求職者検索で表示される最終アクセス日時が新しい歯科衛生士は、アクティブに求職活動を行っている可能性が高いです。
最終アクセスの日付が更新されていない場合は、ログインしていない、もしくは求職活動終了後も放置している状態かもしれません。
求職活動を行なっていない歯科衛生士にアプローチをかけても、メールの送信数と時間が無駄になってしまうだけですので、しっかりとチェックしていきましょう。
注意すべきポイント
スカウトメールの活用ポイントやメリットをお伝えしてきました。
それでは、活用する上でどんな注意点があるのかチェックしていきましょう。
求人情報の管理と更新
ジョブメドレーに掲載する求人情報の更新管理はこまめに行います。
近年、働き方の見直しで勤務時間が短くなったり、休日数が増えたりしている医院が多くなっています。
求職中の歯科衛生士にとっては大きな魅力ですので、変更があればすぐに更新しましょう。
また、産休・育休の取得や残業時間、賞与・昇給の回数と額など、前年度の実績は毎年更新していきましょう。
求職者とのやり取り
採用活動の中でも重要なのが求職者とのやりとり。
ジョブメドレーではサービス内で応募書類のやりとりや面接日程の段取りが可能です。サービス内の機能を活用して迅速に採用活動を行いましょう。
また、「オワハラ」のように求職中の相手に対して圧力をかけるようなことは絶対にNG。
お互いに気持ちよく採用活動・転職活動ができるように心がけましょう。
採用コンサルティングサービスであなたの採用活動を全面サポート!
いかがでしたか?
今回はスカウトメール機能を用いた採用活動におけるポイントについてご紹介しました。
先生も自院の魅力を言語化し、DHにアピールして応募率を高めていきましょう!
働くメリットや魅力の言語化の大切さはわかったけど、なかなか難しい…
採用活動自体初めてだから、何から始めたらいいかわからない
とお困りの先生は、ぜひ一度なるほど!デンタル人事にご相談ください。
医院の魅力の言語化のお手伝い、スカウトメールの配信代行など、採用活動を全面的にサポートしています。
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